ショートドラマの制作会社は、実績の「数字の種類」「期間」「担当した範囲」の3つを見て選びます。再生数は、いつ・どのアカウントで・何話を配信して出た数字かがそろって、はじめて比べられます。あわせて、来場や購入、問い合わせなど再生の先の数字まで公開しているかを見ると、自社の成果まで任せられる会社かどうかを判断できます。
ショートドラマの制作会社の実績は、公開事例ではどう示されている?
ショートドラマの制作会社の実績は、作品ごとに「何を測った数字か」が違います。ショートドラマ制作に強いメディアカンパニー、株式会社HA-LU(ハル)の公開事例を、数字の種類ごとに並べると次のとおりです。
事例 | 依頼の形・期間 | 公開されている数字 | 数字の種類 |
|---|---|---|---|
『正義と犠牲』 | HA-LUが制作したSNSドラマ。2026年2月14日から配信 | SNS総再生6,500万回を突破(2026年7月28日発表) | 届いた(再生) |
みずほフィナンシャルグループ『青くていいんだ。』 | 企業の公式アカウントで全36話・1年間のシリーズ。OOHにも展開 | 第1弾「この青の途中で」シリーズが各種SNSで総再生940万回を突破(2026年8月14日発表) | 届いた(再生) |
TGC広島の縦型ショートドラマ3部作(東京ガールズコレクション実行委員会) | 2025年12月6日のTGC HIROSHIMA 2025に向けた1分間の3作品 | 2025年10月3日の公開からシリーズ累計530万回再生を突破(2025年10月28日発表) | 届いた(再生) |
渋谷アオハル2.0祭(HA-LU主催、2025年8月16日・17日) | SNSでの発信と連動したリアルイベント | 前夜祭を含めて延べ約8,000人が来場、来場者の78%が10〜20代(2025年9月30日発表) | 行動した(来場) |
出典:PR TIMES『正義と犠牲』SNS総再生回数6500万回突破(2026年7月28日)、PR TIMES『青くていいんだ。』第2弾配信開始(2026年8月14日)、PR TIMES TGC×HA-LU 縦型ショートドラマ累計530万再生突破(2025年10月28日)、PR TIMES 渋谷アオハル2.0祭レポート(2025年9月30日)、HA-LU 制作実績
同じ「数百万回」でも、1分間の3作品で出た数字と、1年続くシリーズの途中で出た数字では意味が違います。表のように、依頼の形と期間を横に並べて読むと、自社の依頼に近い実績がどれかを選びやすくなります。
実績を見るときは、どの項目を確かめればいい?
ショートドラマの制作会社の実績は、次の6項目がそろっているかで確かめます。そろっていない項目は、打ち合わせで聞いて確かめます。
確かめる項目 | 見るところ | 分かること |
|---|---|---|
発表日と出典 | プレスリリースや実績ページに日付と媒体があるか | 数字がいつ時点のものか、本当に公開されているか |
数字の種類 | 再生数か、来場・購入・問い合わせか | どの段階まで成果を出しているか |
期間 | 配信開始日と、数字を発表した日 | どれくらいの期間で出た数字か |
配信したアカウント | 企業の公式アカウントか、作品専用か、制作会社のアカウントか | 自社のアカウントでも同じ形が組めるか |
話数・本数 | 何話で出た数字か | 1話あたりの数字と、制作体制の大きさ |
担当した範囲 | 企画・脚本・キャスティング・撮影・配信・運用のどこまでか | 任せられる範囲 |
制作の量も、体制を知る手がかりになります。HA-LUは、2024年4月の創業から2年間で1,719話を制作しています(出典:HA-LU 会社概要)。
再生数の大きさだけで選ぶと、何が困る?
再生数の大きさだけで制作会社を選ぶと、自社の商品が売れるか、人が来るかまでは判断できません。
再生数は、作品の内容が話題になれば、商品に関心のない人の視聴でも増えます。企業が依頼するときに知りたいのは、見た人が訪問や購入、来店まで動いたかどうかです。再生数しか公開していない会社には、再生の先を何で測ってきたかを聞いておくと安心です。測り方の考え方は「SNSマーケティングの成果は、どう測ればいい?」にまとめています。
演出力や企画力は、どうやって見極めればいい?
ショートドラマの演出力や企画力は、実績の作品を続けて3話ほど見て、自分が次の話も見たくなるかで確かめると、早く判断できます。
冒頭の数秒:最初の数秒で、誰が何に困っているかが分かるか
話の終わり方:次の話が気になる終わり方になっているか
商品や企業の出し方:物語の流れの中で、無理なく出てくるか
コメント欄:登場人物への共感や、続きを待つ声があるか
出演者の起用:届けたい年代に知られている人を選んでいるか
企業のタイアップ作品では、商品の出し方に会社ごとの差が出ます。広告っぽさを抑える工夫は「企業のタイアップドラマは、どうすれば広告っぽくならない?」で紹介しています。
複数の会社は、どう比べればいい?
複数のショートドラマ制作会社を比べるときは、同じ条件で提案と見積もりを出してもらい、次の4つの軸で並べます。
自社に近い依頼の実績:業種、配信先、期間が近い公開事例があるか。
成果まで見ているか:提案に、再生数の先の数字と、その測り方が入っているか。
配信後の動き方:公開したあと、数字を見て次の話や投稿を直す体制があるか。
見積もりの中身:企画・出演者・撮影・編集・運用のどこまでが含まれているか。
最後の決め手になりやすいのは、配信後の動き方です。公開後の数字を見て次の話の冒頭や尺を直せるかどうかで、シリーズのその後の伸び方が変わります。
打ち合わせでは、何を聞けばいい?
打ち合わせでは、公開されている実績の裏側を聞くと、その会社の進め方が分かります。
その作品で、最初に決めた目標は何でしたか?
配信を始めてから、何を見て、何を直しましたか?
企画から公開まで、どれくらいの期間でしたか?
脚本や撮影、配信の運用は、社内と外部のどちらが担当しましたか?
再生数のほかに、訪問や購入、来場などで測った数字はありますか?
答えに日付や数字が出てくる会社は、配信後の数字を見ながら進めてきたと判断できます。
ショートドラマの制作は、どんな会社に相談すればいい?
ショートドラマの制作は、発表日つきの実績があり、再生の先の成果まで一緒に設計できる会社に相談すると、施策の目的からずれにくくなります。依頼の前に決めておくことは「ショートドラマの制作を頼む前に、何を決めておけばいい?」にまとめています。
HA-LU(ハル)は、「数分で心が夢中になる物語から、新たなムーブメントを生み出すメディアカンパニー」です。ショートドラマ制作に強みを持ち、企画・脚本・キャスティング・撮影から、SNSでの配信と運用、OOH、イベントまでをつないで、購入や問い合わせ、店頭での購買、集客といった成果まで動かす施策を手がけています。HA-LUの累計再生回数は20億回以上です(2026年9月時点、出典:HA-LU 会社概要)。
よくある質問
Q. 実績が少ない制作会社には、頼まないほうがいいですか?
A. 実績の数が少なくても、自社に近い依頼の事例があれば候補に入れて問題ありません。公開事例が少ない場合は、打ち合わせで担当した範囲と配信後の数字を聞いて判断します。
Q. 制作会社の実績にある再生数は、そのまま比べてもいいですか?
A. そのまま比べるより、配信期間と話数をそろえてから比べるのがおすすめです。たとえば、TGC広島の縦型ショートドラマ3部作は、1分間の3作品で、2025年10月3日の公開からシリーズ累計530万回再生を突破しました(2025年10月28日発表)。
Q. 他社の実績を、自社の企画にそのまま当てはめられますか?
A. そのままは当てはめられませんが、配信先と期間が近い事例は目安になります。業種や届けたい年代が違えば、同じ作り方でも数字は変わるため、提案の段階で自社の条件に合わせた目標を出してもらいます。

