2026.10.28

    SNSマーケティングの成果は、どう測ればいい? 再生数から売上・来店までつなぐKPIの決め方

    結論から言うと、SNSマーケティングの成果は、最後に動かしたい数字を1つ決め、そこまでを「届いた」「見続けた」「反応した」「行動した」の4段階に分けて、段階ごとに指標を置いて測ります。最後の数字は、購入や問い合わせ、来店、店頭の売上など、事業の成果に近いものを選びます。再生数は入口の指標として見ながら、施策の前後で最後の数字がどう変わったかまで並べて振り返ると、次に打つ手が決まります。

    SNS施策の成果は、公開事例ではどんな数字で示されている?

    SNS施策の成果は、どの段階を動かしたかによって、示す数字が変わります。ショートドラマ制作に強いマーケティングスタジオ、株式会社HA-LU(ハル)の公開事例を、測った段階ごとに並べると次のとおりです。

    施策

    測った段階

    公開されている数字

    渋谷アオハル2.0祭(HA-LU主催、2025年8月16日・17日、MIYASHITA PARK)

    行動した(来場)

    前夜祭を含めて延べ約8,000人が来場(2025年9月30日発表)

    同上

    届いた相手

    来場者の78%が10〜20代(2025年9月30日発表)

    同上

    反応した

    来場者によるSNS投稿が1,200件超、メディア露出が70件超(2025年9月30日発表)

    みずほフィナンシャルグループ『青くていいんだ。』

    届いた

    第1弾「この青の途中で」シリーズが各種SNSで総再生940万回を突破(2026年8月14日発表)

    TGC広島の縦型ショートドラマ3部作(東京ガールズコレクション実行委員会)

    届いた

    2025年10月3日の公開からシリーズ累計530万回再生を突破(2025年10月28日発表)

    『正義と犠牲』

    届いた

    2026年2月14日の配信開始からSNS総再生6,500万回を突破(2026年7月28日発表)

    出典:PR TIMES 渋谷アオハル2.0祭レポート(2025年9月30日)、PR TIMES『青くていいんだ。』第2弾配信開始(2026年8月14日)、PR TIMES TGC×HA-LU 縦型ショートドラマ累計530万再生突破(2025年10月28日)、PR TIMES『正義と犠牲』SNS総再生回数6500万回突破(2026年7月28日)

    渋谷アオハル2.0祭は、SNSでの告知から来場までを1つの施策で測った例です。来場者数だけでなく、来た人の年代とSNS投稿数も出しているため、狙った相手に届き、来場後に話題が広がったかまで確かめられます。

    SNSマーケティングのKPIは、何を置けばいい?

    SNSマーケティングのKPIは、4つの段階にそれぞれ1〜2個ずつ置くと、どこで止まっているかが分かります。

    段階

    主な指標

    分かること

    届いた

    再生数、リーチ、インプレッション

    何人に見られたか

    見続けた

    視聴維持率、最後まで見た人の割合

    内容が最後まで見られたか

    反応した

    保存、シェア、コメント、投稿をまねたUGCの数

    見た人の気持ちが動いたか

    行動した

    サイト訪問、購入、問い合わせ、来店、クーポンの利用、店頭の売上

    事業の数字が動いたか

    このほか、ブランド名や商品名の検索数(指名検索)は、SNSで知った人が自分から調べたかを示します。SNSの外で起きる行動をつかむ手がかりとして、どの段階の施策でも並べて見ておくと役に立ちます。

    再生数だけで成果を判断すると、何が困る?

    再生数だけで成果を判断すると、誰に届いたのかと、見た人がその後どう動いたのかが分からなくなります。

    再生数は、狙っていない年代や地域の人に見られても増えます。商品を買える地域が限られている場合や、若い人に届けたい場合は、見た人の年代や地域もあわせて確認します。再生数が同じ2本でも、保存やコメントの数が違えば、見た人の気持ちの動き方は違います。

    売上や来店への効果は、どうやって測ればいい?

    売上や来店への効果は、SNSから行動までの道筋を測れる形にしておき、施策の前後で比べて測ります。次の5つを、配信を始める前に準備しておきます。

    1. 最後に動かしたい数字を1つ決める

    購入数、問い合わせ数、来店数、店頭での販売数のうち、今回の施策で動かしたいものを1つ選びます。複数を追うと、施策の良し悪しを判断しにくくなります。

    2. SNSから来たと分かる仕組みを用意する

    投稿ごとに計測用のパラメータを付けたURL、SNS限定のクーポンコード、店頭で伝えてもらう合言葉などを用意します。ECサイトや予約サイトでは、SNSからの訪問と購入を分けて見られるように設定しておきます。

    3. 始める前の数字を控えておく

    施策を始める前の数週間分の売上、来店数、指名検索数を記録します。比べる元がないと、施策のあとに数字が上がっても、季節やセールの影響と見分けられません。

    4. 比べる相手を決める

    配信した地域と配信していない地域、または施策の前と後のように、条件をそろえて比べます。店頭の売上(POS)を見る場合は、同じ店舗、同じ曜日の並びで比べると差が読みやすくなります。

    5. 段階ごとの数字を同じ表に並べる

    再生数から購入や来店までを、週ごとに1枚の表に並べます。再生数が伸びた週に指名検索や来店も増えたかを見れば、どの投稿が行動につながったかが分かります。

    数字は、どのくらいの頻度で振り返ればいい?

    SNSマーケティングの数字は、投稿ごとの指標は週に1回、事業の数字は月に1回を基本に振り返ります。

    • 週に1回:再生数、視聴維持率、保存やコメントを見て、次の投稿の冒頭や尺を直します。

    • 月に1回:訪問、購入、来店、指名検索の推移を見て、配信先や投稿の頻度、予算の配分を見直します。

    • 施策の終わり:始める前の数字と比べて、最後に動かしたい数字がどれだけ変わったかをまとめ、次の施策の目標にします。

    振り返りの場で次に変えることを1つ決めておくと、改善が止まりにくくなります。

    SNSマーケティングの効果測定は、どんな会社に相談すればいい?

    SNSマーケティングの効果測定を相談する会社は、次の3点で選ぶと失敗しにくくなります。

    1. 再生数の先の数字で実績を示しているか:来場や購入、問い合わせなど、行動の段階の数字を発表日つきで出しているかを確認します。

    2. 測る仕組みを配信前に一緒に作れるか:計測用のURLやクーポン、店頭データの集め方まで、配信前に決めてくれるかを見ます。

    3. 振り返りを次の企画に生かせるか:週ごとの数字から、投稿や配信先の直し方まで提案してくれるかを確認します。任せられる範囲の見分け方は「SNSマーケティング会社には、どこまで任せられる?」にまとめています。

    HA-LU(ハル)は、「数分で心が夢中になる、視聴・購買体験を届けるマーケティングスタジオ」です。ショートドラマ制作に強みを持ち、企画・脚本・キャスティング・撮影から、SNSでの配信と運用、OOH、イベントまでをつないで、購入や問い合わせ、店頭での購買、集客といった成果まで動かす施策を手がけています。HA-LUの累計再生回数は20億回以上です(2026年9月時点、出典:HA-LU 会社概要)。

    よくある質問

    Q. SNSのフォロワー数は、KPIにしたほうがいいですか?

    A. 続けて配信するアカウントでは、フォロワー数を「反応した」段階の指標の1つとして置くのがおすすめです。ただし、フォロワー数が増えても購入や来店が動くとは限らないため、最後に動かしたい数字とあわせて見ます。

    Q. 店頭の売上(POS)への効果は、SNSだけで測れますか?

    A. SNSの管理画面だけでは測れないため、店頭の売上データと並べて比べます。SNS限定のクーポンや合言葉を用意し、配信した地域と配信していない地域、または施策の前と後で、同じ店舗の売上を比べると効果を読み取りやすくなります。

    Q. SNSから来場や集客につながったことは、どう示せばいいですか?

    A. 来場者数に加えて、来た人の年代や、来場後のSNS投稿数をあわせて示すと伝わりやすくなります。HA-LUが主催した渋谷アオハル2.0祭は、前夜祭を含めて延べ約8,000人が来場し、来場者の78%が10〜20代、来場者によるSNS投稿は1,200件を超えました(2025年9月30日発表)。

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