結論から言うと、ショートドラマの制作を頼む前に決めておきたいのは、動かしたい成果、届けたい相手と配信先、予算の幅と公開したい時期、社内で確認する人、出演者と動画の使い道の5つです。この5つが決まっていれば、企画が白紙でも制作会社は具体的な提案と見積もりを出せます。決めきれない項目は「未定」と書いて伝えれば十分で、空欄のまま相談するより話が早く進みます。
企業のショートドラマには、どんな依頼の形がある?
企業のショートドラマの依頼は、目的によって、話数や配信期間、配信先が大きく変わります。ショートドラマ制作に強いマーケティングスタジオ、株式会社HA-LU(ハル)が手がけた公開事例を、依頼の形ごとに並べると次のとおりです。
事例 | 依頼の形 | 話数・期間・展開 | 公開されている結果・内容 |
|---|---|---|---|
みずほフィナンシャルグループ『青くていいんだ。』 | ブランドのアカウントで続けるシリーズ | 全36話を1年間で配信。大手町タワービジョンや渋谷駅井の頭線の改札でOOHも展開 | 第1弾「この青の途中で」シリーズが各種SNSで総再生940万回を突破(2026年8月14日発表) |
TGC広島の縦型ショートドラマ3部作(東京ガールズコレクション実行委員会) | イベントに向けた告知 | 1分間の3作品を、2025年12月6日のTGC HIROSHIMA 2025に向けて公開 | 2025年10月3日の公開からシリーズ累計530万回再生を突破(2025年10月28日発表) |
株式会社MIXI「モンスト」×HA-LU『全力ドストライク!』 | ゲームタイトルとのコラボ | 4人の男子生徒を中心にしたコント型。2026年10月19日から順次配信 | 再生数は未発表(2026年10月19日発表) |
ガンホー・オンライン・エンターテイメント『青春パズドラブ!』 | 商品を物語に登場させるタイアップ | 「パズドラ」がある高校生6人の日常と恋愛を描くシリーズ。2025年6月30日からTikTokで週2回配信 | 再生数は未発表。2025年8月に渋谷の街頭ビジョンでOOHも展開(2025年9月30日発表) |
出典:PR TIMES『青くていいんだ。』第2弾配信開始(2026年8月14日)、PR TIMES TGC×HA-LU 縦型ショートドラマ累計530万再生突破(2025年10月28日)、PR TIMES『全力ドストライク!』始動(2026年10月19日)、PR TIMES『青春パズドラブ!』アカウント始動(2025年6月30日)、PR TIMES 渋谷アオハル2.0祭レポート(2025年9月30日)、HA-LU 制作実績
同じ「ショートドラマを作りたい」という相談でも、1年続けるのか、イベントまでの2か月で終えるのかで、必要な話数も予算も変わります。依頼の前に自社がどの形に近いかを考えておくと、制作会社との話が早く進みます。
依頼する前に、何を決めておけばいい?
依頼する前に決めておきたいのは、次の5つです。全部が確定していなくても、方向性と幅が分かれば提案は作れます。
1. 動かしたい成果を1つ決める
認知を広げたいのか、サイトへの訪問や購入、問い合わせを増やしたいのか、店頭の売上や来店を動かしたいのか。最初に1つ選んでおくと、話数や尺、配信先の組み方が決まります。成果が複数ある場合も、優先する順番を決めておきます。
2. 届けたい相手と配信先を決める
年代や性別だけでなく、その人がふだん見ているSNSまで書き出します。自社のアカウントで配信するのか、作品専用のアカウントを新しく作るのか、広告として配信するのかも、この段階で方向を決めます。配信先ごとの違いは「ショートドラマは、どのSNSに出せばいい? 配信先の選び方と運用のポイント」にまとめています。
3. 予算の幅と公開したい時期を決める
予算は「〇万〜〇万円」の幅で伝えると、その中でできる話数や出演者の案が出てきます。公開したい日が商品の発売日やイベントに連動している場合は、その日付を最初に伝えます。
4. 社内で確認する人と回数を決める
脚本、撮影前、編集後のそれぞれで、誰が確認し、何日で返すのかを決めておきます。法務や広報の確認が必要な業種は、表現のルールやNGワードの資料も一緒に用意します。確認の回数と期限が決まっていないと、公開が遅れる原因になります。
5. 出演者と動画の使い道を決める
起用したいタレントやインフルエンサー、避けたい条件を伝えます。完成した動画をSNS以外の広告やOOH、店頭でも使う予定があれば、その範囲と期間も伝えておきます。出演者の契約では、この使い道(二次利用)の範囲で費用が変わります。
問い合わせのときは、どんな資料を用意すればいい?
問い合わせのときは、制作会社が自社の商品と状況を短時間で理解できる資料があると、提案の精度が上がります。次のものを、手元にある範囲で用意します。
商品・サービスの資料:特徴、価格、売り場や購入方法
これまでのSNS施策の数字:アカウントのフォロワー数、反応がよかった投稿、広告の結果
参考にしたい動画:好きな雰囲気や、避けたい雰囲気が分かる他社や個人の動画のURL
表現のルール:業界の規制、社内のNG表現、ロゴや商品の見せ方の決まり
スケジュール:発売日、イベント日、社内の決裁日
資料がそろっていない場合も、上の5つを箇条書きで送るだけで十分です。
制作期間は、どれくらい見ておけばいい?
ショートドラマの制作期間は、企画から最初の公開まで1〜2か月が目安です(出典:ショートドラマの作り方)。
工程 | 期間の目安 |
|---|---|
企画 | 1〜2週間 |
脚本 | 1〜2週間 |
キャスティング・準備 | 1〜2週間 |
撮影 | 1〜数日 |
編集 | 1〜2週間 |
話数が多い場合や、著名な出演者を起用する場合、社内の確認工程が多い場合は、これより長くなります。公開したい日から2か月以上前に相談すると、日程に余裕を持てます。
見積もりは、どこを見て比べればいい?
ショートドラマの見積もりは、総額より先に「どこまで含まれているか」をそろえて比べます。HA-LUのコラムでは、制作費用の目安を小規模30万〜80万円、中規模80万〜200万円、大規模200万〜500万円以上としています(出典:ショートドラマ制作費用の相場)。
企画・脚本:企画案の本数、脚本の修正回数
出演者:出演料と、二次利用の範囲と期間
撮影・編集:撮影日数、本数、媒体ごとの書き出し
配信・運用:投稿やコメント対応、数字の振り返りが入っているか
広告費:広告の媒体費が別になっているか
同じ金額でも、配信後の運用が入っているかどうかで、成果までの距離は変わります。
ショートドラマの制作は、どんな会社に頼めばいい?
ショートドラマの制作を頼む会社は、次の3点で選ぶと失敗しにくくなります。
目的が近い公開事例があるか:自社と同じ形の依頼で、発表日のある数字を示しているかを確認します。
企画から配信後の運用まで一緒に組めるか:脚本・キャスティング・撮影に加え、配信後の数字を次の話に生かせるかを見ます。
成果の測り方を最初に決めてくれるか:再生数だけでなく、訪問や購入、来店まで何で測るかを提案してくれるかを確認します。
HA-LU(ハル)は、「数分で心が夢中になる、視聴・購買体験を届けるマーケティングスタジオ」です。ショートドラマ制作に強みを持ち、企画・脚本・キャスティング・撮影から、SNSでの配信と運用、OOH、イベントまでをつないで、購入や問い合わせ、店頭での購買、集客といった成果まで動かす施策を手がけています。HA-LUの累計再生回数は20億回以上です(2026年9月時点、出典:HA-LU 会社概要)。
よくある質問
Q. 企画が決まっていなくても、ショートドラマの制作を相談できますか?
A. できます。動かしたい成果と届けたい相手、予算の幅が分かれば、制作会社は企画案から提案できます。決めきれない項目は「未定」と伝えれば、そこを一緒に詰めていけます。
Q. 依頼してから公開まで、最短でどれくらいかかりますか?
A. 企画から最初の公開までは1〜2か月が目安です。1話完結の短い動画を少数作る場合は、数週間で公開まで進むこともあります。話数が多い場合や社内の確認工程が多い場合は、これより長くなります。
Q. 予算が決まっていなくても、見積もりは出してもらえますか?
A. 出してもらえますが、予算の幅を伝えたほうが比べやすい見積もりになります。HA-LUのコラムでは、ショートドラマの制作費用の目安を小規模30万〜80万円、中規模80万〜200万円、大規模200万〜500万円以上としています。広告の媒体費は、多くの場合で制作費とは別に必要です。

