2026.10.26

    インフルエンサーマーケティングの費用相場|フォロワー単価・キャスティング費・成果報酬の目安

    公開日:2026年10月26日/筆者:稲葉潤(株式会社HA-LU 取締役COO)

    インフルエンサーマーケティングの費用は、「インフルエンサー1人にいくら払うか」だけでは決まりません。インフルエンサーへの報酬に加えて、キャスティングや進行管理を担う会社の手数料、撮影・編集などの制作費、投稿を広告として配信する費用、二次利用の費用が重なって総額になります。本記事では、料金体系の違い、SNS別の公開料金、予算別の考え方、見積もりで確認する項目を順に整理します。

    掲載方針:料金の数値は、2026年10月26日時点で各社の公式サイト・公式資料に掲載されている内容のみを使っています。業界全体の平均値ではなく、公開されている料金表から読み取れる目安として参照してください。料金が公開されていない項目は「要問い合わせ」と表記しています。株式会社HA-LUは筆者の所属企業です。

    1. 結論:費用は「報酬・手数料・制作・配信」の4つで決まる

    インフルエンサーマーケティングの見積もりは、次の4つに分けると比較しやすくなります。

    1. インフルエンサーへの報酬:投稿1本ごとの固定報酬、フォロワー数に単価をかけた報酬、成果件数に応じた報酬のいずれかで決まります。

    2. 会社の手数料・管理費:起用候補の選定、交渉、契約、投稿内容の確認、レポート作成の費用です。報酬に含めて提示する会社と、別に提示する会社があります。

    3. 制作費:撮影、編集、台本作成、ショートドラマ形式の動画制作などの費用です。インフルエンサー本人が撮影する場合は報酬に含まれることが多く、企業側で動画を作る場合は別に必要です。

    4. 配信・二次利用の費用:投稿を広告として配信する費用、企業の公式アカウントや広告で投稿を使う二次利用の費用です。

    目的別の選び方

    • 新商品の認知を短期間で広げたい:フォロワー規模の大きいインフルエンサーを固定報酬で起用し、反応のよい投稿を広告で追加配信する方法が向いています。

    • 購入や申し込みの件数を増やしたい:成果報酬型を組み合わせると、成果が出た分だけ費用が発生するため、費用対効果を管理しやすくなります。

    • 店舗への来店を増やしたい:地域のインフルエンサーに来店して投稿してもらう方法があります。来店には追加費用がかかる料金体系があります(後述)。

    • ブランドの世界観や商品の使い方を物語で伝えたい:インフルエンサーやモデルをキャストに起用した縦型ショートドラマを制作し、TikTok・Instagramリール・YouTube Shortsに展開する方法があります。

    予算別の選び方

    • 数十万円規模:フォロワー1万〜10万人規模のインフルエンサーを数名起用し、反応を比べる方法が現実的です。

    • 100万円前後:フォロワー10万人以上のインフルエンサーと小規模のインフルエンサーを組み合わせ、投稿の一部を広告配信に回す設計ができます。

    • 数百万円以上:タレントの起用、複数SNSへの展開、ショートドラマなどの制作、広告配信までをまとめた施策が対象になります。

    依頼範囲別の選び方

    • 起用先の検索と連絡を自社で行う:インフルエンサーを検索できるツールや、SNS各社のクリエイター検索機能を使います。費用は抑えられますが、交渉・契約・投稿確認の社内工数が必要です。

    • 起用と進行を任せる:キャスティング会社やインフルエンサーマーケティング会社に依頼します。報酬に手数料が加わります。

    • 企画・制作・配信設計まで任せる:動画制作と配信設計を担える会社に依頼します。制作費と配信費が加わる一方、投稿内容と広告をそろえやすくなります。

    料金体系の早見表

    料金体系

    費用の決まり方

    向いている目的

    注意点

    フォロワー単価型

    フォロワー数×単価で投稿1本の報酬が決まる

    認知拡大、複数人の同時起用

    フォロワー数と実際の反応が比例しないことがある

    固定報酬型(キャスティング)

    人物・投稿内容ごとに個別見積

    タレント起用、撮影や出演を伴う施策

    二次利用や競合排除の条件で金額が変わる

    成果報酬型

    購入・申し込みなどの成果件数×単価

    EC、サブスクリプション、申し込み獲得

    初期費用や手数料が別にかかる場合がある

    ツール利用型

    検索・依頼ツールの月額+報酬

    小規模から自社で運用したい場合

    交渉・契約・投稿確認を社内で行う必要がある

    2. インフルエンサーマーケティングの市場と費用が変わる理由

    株式会社サイバー・バズとデジタルインファクトの調査(2024年5月〜10月実施)によると、2024年の国内インフルエンサーマーケティング市場は860億円(前年比116%)と推計され、2029年には1,645億円(2024年比約1.9倍)になると予測されています。同じ調査で、インフルエンサーマーケティングのうち縦型ショート動画は2024年に246億円(前年比137%)、2029年には636億円と予測されています(MarkeZine、2024年11月13日)。

    縦型ショート動画の比重が高まると、費用の構成も変わります。静止画の投稿であれば、インフルエンサーが撮影した写真1枚と文章で完結することが多い一方、リールやTikTokの動画では、企画・撮影・編集の工数が増え、投稿を広告として配信するかどうかも費用に影響します。費用相場を考えるときは、フォロワー数だけでなく、投稿形式と配信方法をそろえて比べる必要があります。

    同じフォロワー数でも金額が変わる要素

    • 投稿形式:フィード投稿、ストーリーズ、リール、長尺動画で単価が異なります。

    • 撮影場所:自宅での撮影か、店舗や施設への訪問を伴うかで変わります。

    • 二次利用:企業の公式アカウントや広告で投稿を使う場合、追加費用がかかることがあります。

    • 拘束条件:競合商品の投稿を一定期間控える条件や、投稿の掲載期間の指定があると金額が上がる傾向があります。

    • 人物の属性:タレントや有名人は、フォロワー単価ではなく個別見積になることが一般的です。

    3. 料金体系3種類の仕組みと目安

    フォロワー単価型

    フォロワー数に単価をかけて投稿1本の報酬を決める方法です。インフルエンサーPRサービス「Find Model」(ソーシャルワイヤー株式会社)は、公式サイトでInstagramの基本料金をフォロワー単価で公開しています。フォロワー1万〜3万人の「ナノ」は1.50円〜、3万〜10万人の「マイクロ」は1.75円〜、10万人以上の「パワー」は2.00円〜です。TikTokは2.0円〜、Xは10万フォロワー未満が1.7円〜、10万フォロワー以上が2.0円〜です。金額は同社への支払い額で、税抜と記載されています。

    この単価で計算すると、フォロワー5万人のインフルエンサーにInstagramのフィード投稿を1本依頼する場合は87,500円〜(5万×1.75円)、フォロワー10万人の場合は200,000円〜(10万×2.00円)になります。いずれも基本料金の下限で、投稿形式や追加の条件によって増えます。

    固定報酬型(キャスティング)

    人物と依頼内容ごとに金額を個別に見積もる方法です。タレント、俳優、モデル、登録者数の多いYouTuberなどは、フォロワー単価ではなく個別見積になることが一般的です。Find Modelでも、フォロワー10万〜数百万人の「タレント」区分は個別見積としています。撮影への出演、イベントへの登壇、広告への出演を伴う場合は、出演料に加えて、二次利用の範囲や期間、競合排除の条件を契約で決めます。

    成果報酬型

    購入や申し込みなどの成果件数に応じて費用を支払う方法です。アジャイルメディア・ネットワーク株式会社は、成果報酬型のインフルエンサー施策の資料で、サービス初期設定費用10万円、インフルエンサー投稿費0円、成果報酬は獲得件数に応じて発生(別途手数料)という料金体系を示しています。成果報酬単価は企業が設定でき、資料内では化粧水の例で1人あたり20,000〜30,000円、サブスクリプション型の食品通販の例で50,000〜80,000円が示されています。

    成果報酬型は、成果が出なければ費用が増えない点が利点です。一方、成果単価が低いとインフルエンサーが参加しにくく、投稿数が集まらないことがあります。認知を広げる段階では固定報酬型、購入を増やす段階では成果報酬型、と目的に応じて組み合わせる方法が考えられます。

    ツール利用型

    インフルエンサーを検索・依頼できるツールを月額で使い、報酬は別に支払う方法です。SNS各社もクリエイターと企業をつなぐ機能を提供しています。TikTokは「TikTok One」で、クリエイターの検索、依頼、投稿の成果分析、成果のよい投稿をSpark Ads(クリエイターの投稿を広告として配信する形式)として活用する機能をまとめて提供しています(TikTok for Business、2026年8月19日)。ツールを使う場合、会社への手数料は抑えられますが、交渉、契約、投稿内容の確認、表記のチェックを社内で行う体制が必要です。

    4. SNS別の費用目安

    Find Modelの料金表と、同社が公開している料金事例をもとに、SNS別の目安を整理しました。事例の金額をフォロワー数で割った値は、本記事で計算したものです。

    SNS

    公開されている基本料金

    料金事例

    事例の1フォロワーあたり(計算値)

    Instagram(フィード)

    フォロワー単価1.50円〜2.00円〜

    フォロワー67,715人、フィード1投稿で169,000円

    約2.5円

    Instagram(リール)

    同上

    フォロワー365,295人、リール1本で770,000円

    約2.1円

    TikTok

    フォロワー単価2.0円〜

    フォロワー120,000人、施設訪問・動画1投稿で500,000円

    約4.2円

    YouTube

    応相談

    登録者32,800人、長尺動画1本で150,000円

    約4.6円

    X

    フォロワー単価1.7円〜2.0円〜

    フォロワー65,626人、現地訪問・2投稿で255,000円

    約3.9円

    料金事例は特定の案件の金額で、商材、投稿内容、訪問の有無によって変わります。表の計算値は、同じ条件の見積もりを比べるときの参考として使ってください。YouTubeの長尺動画は、企画から撮影・編集までインフルエンサー側の工数が大きいため、同じフォロワー数でもInstagramの静止画より単価が高くなる傾向が事例からも読み取れます。

    追加費用の例

    Find Modelの料金表では、基本料金に次の費用が加わる場合があると記載されています(いずれも税抜)。

    • 来店訪問:基本料の20%

    • 二次利用(リポスト・シェアを含む):Instagramのナノ・マイクロは原則として基本料に含み、パワーは基本料の20%。TikTokは基本料の20%

    • ストーリー投稿:基本料の50%

    • ハイライトへの固定:フォロワー単価0.3円〜(1か月間)

    • 大型商品の発送費:実費

    二次利用は本人の承諾が前提で、印刷物などで使う場合は別途費用がかかる可能性があるとされています。広告やWebサイトで投稿を使う予定がある場合は、見積もりの段階で使用範囲と期間を伝えておくと、あとから追加費用が発生するのを避けられます。

    5. 予算別にできることの目安

    前章の公開料金を使って、予算ごとに起用できる人数を試算しました。会社の手数料、制作費、広告費は会社や案件によって異なるため、ここでは含めていません。実際の見積もりでは、これらを加えた総額で判断してください。

    予算(税抜)

    起用の例(Instagramフィード投稿、基本料金の下限で試算)

    考え方

    30万円

    フォロワー3万人規模(1人52,500円〜)を5人程度

    複数人の投稿を比べ、反応のよい人物と訴求を見つける

    100万円

    フォロワー10万人規模(1人200,000円〜)を2人+3万人規模を5人程度

    規模の大きい投稿で認知を広げ、小規模の投稿で具体的な使い方を伝える

    300万円以上

    タレントの起用(個別見積)や複数SNSへの展開、動画制作、広告配信

    投稿・動画・広告を同じ企画でそろえ、配信先ごとに編集を変える

    予算が限られる場合は、最初から大規模な起用を1回行うより、小規模なインフルエンサーを複数起用し、保存数やコメントの内容から反応のよい訴求を見つけてから、規模の大きい起用や広告配信に広げる方が、費用を無駄にしにくくなります。

    見落としやすい費用

    • 商品提供の費用:サンプル品の原価と発送費。

    • 投稿内容の確認工数:薬機法や景品表示法に関わる表現の確認。化粧品、健康食品、金融商品では特に確認項目が増えます。

    • 広告配信費:投稿を広告として配信する場合の配信費。運用を代理店に任せる場合は運用手数料も加わります。

    • レポート作成:投稿ごとの数値の取得と集計。インサイトの共有をインフルエンサーに依頼する場合は、契約時に取り決めます。

    6. 制作・配信設計・起用を一続きで考える

    インフルエンサーマーケティングの費用対効果は、誰を起用するかだけでなく、どの形式で作り、どのSNSでどう届けるかによって変わります。ここでは、縦型動画を前提に、制作・配信設計・起用の関係を整理します。

    TikTok・Instagramリール・YouTube Shortsで届く層が異なる

    同じ縦型動画でも、TikTok、Instagramリール、YouTube Shortsでは、利用者の年齢層、好まれる尺、冒頭の作り方が異なります。起用するインフルエンサーを選ぶ前に、どのSNSで誰に届けるかを決めておくと、フォロワー属性が合う人物を選びやすくなります。

    オーガニック投稿と広告配信を組み合わせる

    インフルエンサーの投稿は、フォロワーへのオーガニック投稿だけで終わらせず、広告として追加配信することで届く範囲を広げられます。TikTokではSpark Ads、Instagramではブランドコンテンツ(タイアップ投稿)を広告として配信するパートナーシップ広告があります。広告として使う場合は、二次利用や配信期間について事前に合意しておく必要があり、インフルエンサーへの追加報酬が発生することがあります。TikTokの運用と広告の費用感は「TikTok運用代行会社10選」でも整理しています。

    TVCM型の映像制作とSNS特化型の制作は分けて考える

    インフルエンサーを起用した動画を作るとき、テレビCMの制作と同じ考え方で進めると、費用と成果の見方がずれやすくなります。テレビCMは1本を作り込み、放映枠で届けることを前提にしています。一方、SNS向けの縦型動画は、投稿ごとにおすすめ表示へ載るかどうかが決まり、反応を見ながら次の企画を変えていく前提です。SNSで成果を出すには、1本の完成度よりも、複数本を作って比べられる予算配分と体制が重要になります。

    インフルエンサーをキャストに起用したショートドラマ

    インフルエンサーの通常の投稿は、本人の言葉で商品を紹介する形式が中心です。これに対し、インフルエンサーやモデルを出演者に起用した縦型ショートドラマでは、商品やサービスを物語の中で使う場面として見せられます。インフルエンサー本人のアカウントで告知し、企業の公式アカウントや作品アカウントで本編を配信するなど、起用した人物のファンを作品へ呼び込む設計ができます。この場合は、出演料、制作費、配信先ごとの編集費を合わせて見積もります。ショートドラマの制作費の内訳は「ショートドラマ制作費用の相場」で解説しています。

    7. 見積もりで確認する項目

    複数社の見積もりを比べるときは、総額だけでなく、次の項目がそろっているかを確認してください。

    確認項目

    確認する内容

    報酬と手数料の内訳

    インフルエンサーへの報酬と会社の手数料が分けて記載されているか

    投稿形式と本数

    フィード、ストーリーズ、リール、長尺動画のどれを何本か

    二次利用

    公式アカウント、広告、Webサイト、店頭などで使えるか。使用期間はいつまでか

    広告配信

    Spark Adsやパートナーシップ広告での配信を含むか。配信費は別か

    制作

    撮影・編集を誰が行うか。修正の回数は何回までか

    投稿の確認

    投稿前に企業側で内容を確認できるか。広告表記の確認を誰が行うか

    レポート

    再生数、保存数、クリック数、インサイトの画面などをいつまでに受け取れるか

    契約条件

    競合排除の期間、投稿の掲載期間、トラブル時の対応

    ステルスマーケティング規制への対応

    2023年10月1日から、広告であるにもかかわらず一般消費者が広告であることを判別しにくい表示(ステルスマーケティング)は、景品表示法違反となりました。規制の対象は商品・サービスを供給する事業者(広告主)で、企業がインフルエンサーなどの第三者に依頼・指示した投稿も含まれます(消費者庁)。依頼を受けたインフルエンサーは規制の対象外ですが、違反した場合に措置命令などの対象になるのは広告主です。報道では、「広告」「プロモーション」「PR」の表示や、商品の提供を受けて投稿している旨の文章が表示の例として紹介されています(Impress Watch、2023年3月28日)。見積もりを依頼する段階で、表記の確認を誰がどの時点で行うかを決めておく必要があります。

    8. 費用対効果の測り方

    インフルエンサーマーケティングの費用対効果は、目的に合わせて指標を分けて測ります。

    • 認知が目的の場合:再生数、リーチ数、1再生あたりの費用(総額÷再生数)。

    • 興味・検討が目的の場合:保存数、コメントの内容、プロフィールへのアクセス、指名検索の増加。

    • 購入・申し込みが目的の場合:専用クーポンや計測用リンクを使った購入件数、1件あたりの獲得費用。

    • 来店が目的の場合:投稿期間中の来店数、クーポンの利用数。

    フォロワー単価型で依頼した場合でも、投稿後は1再生あたりや1件あたりの費用に換算して比べると、次回どのインフルエンサーに予算を配分するかを判断しやすくなります。コメントの内容は数値では見えにくい反応を示すため、どの表現に反応があったかを記録しておくと、次の企画や広告の訴求に生かせます。

    単発で終わらせない運用

    インフルエンサーの投稿は、公開から数日で反応の多くが集まります。反応のよかった投稿を広告で追加配信する、公式アカウントの運用に組み込む、次の起用時の訴求に反映するなど、投稿後の使い方まで決めておくと、同じ費用でも得られる成果が変わります。公式アカウントの運用まで外部に任せる場合の費用は「SNS運用代行会社10選」で整理しています。

    9. よくある質問

    インフルエンサー1人に依頼すると、いくらかかりますか

    Find Modelの公開料金では、Instagramのフィード投稿はフォロワー単価1.50円〜2.00円〜(税抜)です。フォロワー1万人なら15,000円〜、10万人なら200,000円〜が基本料金の目安です。来店、二次利用、ストーリー投稿などの条件が加わると金額は上がります。タレントや有名人は個別見積です。

    フォロワーが多いほど費用対効果は高いですか

    一概には言えません。フォロワー単価型の料金は、フォロワーが多いほど単価が上がる設定になっていることがあります(Find ModelのInstagram料金では、ナノ1.50円〜、パワー2.00円〜)。商品の購入につなげたい場合は、フォロワー数よりも、フォロワーの属性と商品の相性、過去の投稿の保存数やコメントの内容を重視して選ぶ方が成果につながりやすくなります。

    成果報酬型だけで依頼することはできますか

    成果報酬型のサービスは提供されています。アジャイルメディア・ネットワークの資料では、初期設定費用10万円と、獲得件数に応じた成果報酬(別途手数料)の料金体系が示されています。ただし、成果単価が低いと参加するインフルエンサーが集まりにくいため、認知を広げる段階では固定報酬型と組み合わせる方法も検討してください。

    インフルエンサー起用と動画制作は別々に依頼した方が安いですか

    別々に依頼すると、それぞれの費用は比べやすくなります。一方で、起用する人物、動画の企画、配信先の編集、広告配信の調整を社内でつなぐ工数が増えます。複数SNSへの展開や広告配信まで予定している場合は、起用と制作と配信設計をまとめて相談できる会社に見積もりを取り、総額と社内工数の両方で比べてください。インフルエンサーマーケティング会社の比較は「インフルエンサーマーケティング会社10選」で整理しています。

    10. まとめ

    インフルエンサーマーケティングの費用は、インフルエンサーへの報酬、会社の手数料、制作費、配信・二次利用の費用の4つで決まります。料金体系には、フォロワー単価型、固定報酬型、成果報酬型、ツール利用型があり、公開されている料金表ではInstagramのフォロワー単価は1.50円〜2.00円〜(Find Model、税抜)です。見積もりを比べるときは、投稿形式、二次利用、広告配信、表記の確認方法までそろえ、投稿後は1再生あたりや1件あたりの費用に換算して次の起用に生かしてください。

    株式会社HA-LUは、縦型ショートドラマに特化し、メディアミックスを展開する制作会社です。設立から2年間の累計制作本数は1,719話、運用SNSアカウントの総再生は10億回を超えています(2026年6月時点)。インフルエンサーやモデルの起用から、ショートドラマの企画・制作、TikTok・Instagramリール・YouTube Shortsへの配信設計までを同じチームで担っています。自社IPとして、学園ショートドラマ「ハル学園」、Popteenと共同運営する「ポプるっ!」を運用しています。インフルエンサーを起用した縦型動画の企画や費用のご相談は、株式会社HA-LUまでお問い合わせください。

    出典

    • ソーシャルワイヤー株式会社 Find Model「料金について」(2026年10月26日閲覧)https://www.find-model.jp/price/

    • アジャイルメディア・ネットワーク株式会社「成果報酬型インフルエンサー施策」資料(2026年10月26日閲覧、資料の発行日は記載なし)https://agilemedia.jp/wp-content/themes/agilemedia/shiryou/affiliate_influencer20240826.pdf

    • MarkeZine「ソーシャルメディアマーケティングの市場規模、2029年には2兆円を超える予測【サイバー・バズら調査】」(2024年11月13日)https://markezine.jp/news/detail/47426

    • TikTok for Business「TikTok Oneが進化──クリエイターの発見からコンテンツ制作・広告活用までをオールインワンで支援」(2026年8月19日)https://ads.tiktok.com/business/ja/blog/tiktok-one-guide

    • 消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/stealth_marketing/

    • Impress Watch「ステマ、10月から法規制」(2023年3月28日)https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1489089.html

    • 株式会社HA-LU 公式サイト https://ha-lu.jp/

    筆者プロフィール

    稲葉 潤(いなば じゅん)|株式会社HA-LU 取締役COO

    2000年生まれ、埼玉県出身。青山学院大学総合文化政策学部を卒業後、大手通信系企業でプロダクトマネージャー、エンタメ系スタートアップでデザイナーを経験。2024年にショートドラマレーベル「株式会社HA-LU」を共同創業し、取締役COOに就任。現在は、縦型ショートドラマを広告コミュニケーション施策に活用するビジネスプロデュース、および都市・商業施設と連携したリアル施策を管掌し、営業部門責任者を務めています。

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