2026.9.20

SNS×リアルイベント連動|デジタルとリアルを連動させるオムニチャネルでのブランド体験事例

株式会社HA-LUは、「渋谷アオハル2.0祭」の主催、SEZANとのイベント共催、「ポプるっ!」の公開ラジオを通じて、SNSで育った関心を、若者が実際に集まる場へつないできました。作品や出演者を好きになる気持ちを入口に、会場で人や商品に出会い、その体験を日常へ持ち帰る。私たちは、そんな接点を企画しています。

若年層に向けたイベント協賛をブランド体験につなげるには、「行きたくなる理由」「会場で参加したくなる体験」「帰った後も接点が続く仕組み」を一緒に設計することが大切です。出演者に会える楽しみ、友人と過ごす時間、新しい商品を試すきっかけ。その一つひとつを、ブランドが伝えたい価値と重ねていきます。

画面の中で見ていた人の声が、今日は目の前から聞こえる。友だちを誘って出かけた一日が、帰り道にも話したくなる思い出になる。企業の名前や商品が、その楽しかった時間と一緒に記憶に残ることを目指して。本記事では、HA-LUがなぜイベントに取り組むのかを起点に、3つの実施事例と、広告主が自社の集客・商品体験・SNS連動へ活かせる考え方をご紹介します。

この記事でわかること

  • HA-LUがショートドラマからリアルイベントへ踏み出した背景

  • 若年層が参加したくなる理由と、広告主が果たせる役割

  • 渋谷アオハル2.0祭・SEZAN共催・ポプるっ!公開ラジオの違い

  • 広告主の課題に合うイベント形式と、商品体験のつくり方

  • 企画・予算・効果測定で決めておきたい項目

なぜHA-LUは、ショートドラマからリアルイベントへ踏み出したのか

HA-LUが渋谷アオハル2.0祭を始めた背景には、ショートドラマで生まれた共感を、若者が自分の身体で参加できる体験へ広げたいという思いがありました。取締役COO・稲葉潤が2025年9月30日に公開した開催の振り返りでは、年間539本のショートドラマ制作を通じて、画面越しの熱狂を実際の行動へつなぐ方法を考えていたことを説明しています。

物語で描いてきた青春を、参加できる時間にする

同記事には、代表・岡春翔の「誰しもが憧れる文化祭」をつくりたいという原点も記されています。HA-LUがショートドラマで描いてきた恋や友情、何かに夢中になる時間を、来場者自身が体験できる場にする。それが、渋谷アオハル2.0祭の出発点です。

好きな出演者がいるから出かける。友だちと写真を撮り、同じ音楽を聴き、帰り道に今日のことを話す。その一日には、動画を観る時間とは異なる出会いがあります。HA-LUは「心が夢中になる」という作品づくりの考え方を、会場や街で過ごす体験にも広げました。

広告主が活かせるのは、参加したい気持ちと商品の役割を結ぶ視点

イベント協賛の企画では、参加者が楽しみにしていることの中に、商品やサービスが役立つ場面をつくります。広告主は、まず「自社の商品があることで、この一日の何が良くなるか」を考えます。誰かと一緒に飲む、初めての色を試す、記念の写真を残す。体験の中でブランドが担う役割を決めると、ブースや配布、出演者のトークをひとつの目的へそろえられます。

本記事でいうブランド体験とは、商品を使う、サービスを試す、ブランドが提供する時間を楽しむことを通じて、その価値を具体的に感じられる接点です。HA-LUのイベント事例から広告主が持ち帰れるのは、生活者が自ら参加したくなる理由から、こうした接点を組み立てる考え方です。

HA-LUが手がけた、若年層との接点をつくる3つのイベント

HA-LUは、街に開かれたフェスから招待制の交流イベント、出演者とファンが同じ時間を楽しむ公開収録まで、目的に合わせて場をつくってきました。企業がイベントを検討するときも、誰にどんな気持ちで参加してほしいかを起点に、形式を選びます。

事例・HA-LUの関わり

参加のきっかけ

実施した接点

渋谷アオハル2.0祭/主催

好きな作品・出演者と、街で過ごす夏の一日

上映・トーク・音楽ライブ・商品配布・撮影体験

SEZAN × HA-LU パーティ/共催

同世代の仲間や関係者との交流

OR TOKYOでの招待制イベント

ポプるっ!公開ラジオ/公開収録・配信を展開

好きなモデルの話を、その場で聞く楽しみ

公開収録・SNSライブ配信・ガチャガチャ施策

以下では、それぞれの実施内容と、企業の企画に応用できる考え方を紹介します。

事例1|渋谷アオハル2.0祭:好きなコンテンツを入口に、街とブランドに出会う

HA-LUは、2025年8月16・17日にMIYASHITA PARKを中心とする「渋谷アオハル2.0祭」を主催しました。8月15日の前夜祭や街中の連動企画も含め、ショートドラマ・音楽・ファッション・商品体験を楽しめる場を展開。日頃SNSで届けている作品や出演者との接点を、渋谷で過ごす時間へと広げました。

HA-LU主催の渋谷アオハル2.0祭。ショートドラマや出演者のステージを楽しむ会場の様子

写真:渋谷アオハル2.0祭の開催風景。公式イベントページで世界観・出演者を見る

延べ約8,000人の来場と、若年層との接点

2025年9月30日のHA-LU開催レポートでは、前夜祭を含む延べ約8,000人の来場を公表しています。同レポートに記載された来場者の世代・属性は10〜20代が78%。来場者によるSNS投稿は1,200件超、メディア露出は70件超でした。これらは2025年開催のイベント全体の公表値です。

会場では「ポプるっ!」の新作発表・上映、映画『カラダ探し THE LAST NIGHT』の関連ステージ、ドラマ『アリアの番人』の上映とトークなどを実施しました。作品を観る時間と、出演者の言葉に耳を傾ける時間がつながることで、SNSで親しんできた世界に足を運ぶ理由をつくっています。実施内容と数値は、HA-LUの開催レポートでご覧いただけます。

商品を手に取る瞬間を、楽しい時間の中につくる

日本コカ・コーラはゴールドスポンサーとして参加し、会場では無料配布と一斉乾杯の演出を実施しました。LuLuLunのフェイスパック配布も行い、来場者が商品に触れる機会を設けました。商品を受け取る行為に、会場の高揚感や一緒に楽しむ人の存在を重ねた事例です。

こうした施策を企画するときは、「いつ、誰が、どんな気持ちで商品を手にするのか」から考えます。飲料なら一緒に過ごす場面、美容商品なら日常で試す楽しみ。商材に合った体験の文脈を決めると、配布方法、スタッフの声かけ、撮影したくなる場面まで一貫して設計できます。

広告主は「テーマへの共感」を、どんな体験にできるか

稲葉潤の開催の振り返りでは、HA-LUが大切にする「夢中」と、コカ・コーラの「夢中全開。」というメッセージの重なりが、協賛の背景として語られています。その共通点は、会場で商品を手に取り、一緒に乾杯する演出へつながりました。ブランドの言葉を、その場で参加できる行動にした実施例です。

広告主が応用するなら、企画書では「ブランドが大切にする価値」「来場者が楽しみにすること」「両者が重なる行動」を一組にして示します。例えば、友人と過ごす時間を応援するブランドなら、二人で参加する体験や一緒に残せる写真を考える。商品の機能を知ってほしいなら、その場で試して違いを感じられる体験を考える。ブランドとイベントの共通点を、現場の具体的な行動まで落とし込むことが重要です。

企業・地域・コンテンツの関係を、実施体制にする

HA-LUが主催を担い、三井不動産・東急不動産などが協賛、東急・SHIBUYA109エンタテイメント・Lemino・Popteenなどが協力しました。2025年8月14日の発表には、渋谷区観光協会・渋谷未来デザインの後援も記載されています。協賛・協力・後援の発表では、各社・団体の参加体制を確認できます。

街を舞台にした企画では、コンテンツの魅力に加えて、会場の運営、周辺施設への案内、参加者が滞在しやすい環境を合わせて考えます。HA-LU取締役COOの稲葉潤は、開催の振り返りで次の思いを記しています。

「何より、もっと渋谷を若者で盛り上げたい。」

出典:「画面越しの熱狂」を「オフラインの行動」に変える方法。開催の背景や制作・地域調整の現場を、当事者の視点から読める記事です。

事例2|SEZAN × HA-LU:同世代のつながりを生む、招待制の交流イベント

HA-LUは、クリエイティブプロダクションSEZANと共催し、2026年5月20日に「SEZAN × HA-LU パーティ」を開催しました。会場はMIYASHITA PARK内のOR TOKYO。関係者を中心に若者が集まる招待制のクローズドイベントとして、参加者同士が交流する場をつくりました。

2026年5月20日にOR TOKYOで開催したSEZAN × HA-LU パーティのビジュアル

開催日・会場・共催体制は、SEZAN × HA-LU DJ Partyの事例詳細に掲載しています。

招待制の事例から、広告主は何を学べるか

SEZANとの共催事例から企画上の視点として読み取れるのは、参加者同士の関係を深めるには、誰と同じ時間を過ごせるかが重要になるということです。関係者を中心にした招待制という形式と、会話が生まれる場づくりが、この事例の特徴です。

広告主がこの形式を応用するなら、「商品を紹介してほしい人」だけでなく、「その商品についてどんな会話が生まれてほしいか」まで考えます。クリエイター向けの体験会であれば、商品の背景をつくり手から聞き、実際に使い、参加者同士で感想を交わせる時間を用意する。参加者にとって学びや出会いがあることで、ブランドを知る時間にも意味が生まれます。

目的が継続的な関係づくりなら、会場の規模に加えて、対話できた相手、関心が寄せられたテーマ、実施後の相談や再参加意向を振り返ります。これはSEZAN共催事例の形式を広告主向けに応用する企画・評価の考え方です。

事例3|ポプるっ!公開ラジオ:会場とライブ配信で、ファンとの時間を共有する

HA-LUは、2025年11月3日の「渋谷スタートアップ文化祭」で、「ポプるっ!」の公開ラジオを実施しました。川野明愛さん・向井怜衣さんが出演し、渋谷ストリームホール4階での公開収録と、「ポプるっ!」アカウントでのライブ配信を展開。ガチャガチャ施策を含む関連施策には、3時間で約800名が参加しました(HA-LU媒体資料集計)。

渋谷スタートアップ文化祭で実施したポプるっ!公開ラジオのキービジュアル

ポプるっ!公開ラジオの事例詳細では、出演者・会場・配信時間・参加規模をご紹介しています。主催者が2025年11月2日に発表した出展案内(プレスリリース)にも、「ポプるっ!」の公開ラジオやガチャ企画が紹介されています。

なぜ公開収録とライブ配信を組み合わせるのか

公開収録とライブ配信を組み合わせると、来場者とオンラインの視聴者が同じコンテンツに触れる機会をつくれます。「ポプるっ!」の開催時の案内では、撮影エピソードや現場の裏話を語るトークと、公式アカウントでの配信が告知されました。日頃の作品への関心を、出演者の言葉を聞く楽しみへ広げた設計です。

この事例を広告主の企画に活かすなら、会場参加者と配信視聴者それぞれの次の行動を決めます。例えば美容商品のタイアップでは、トークや映像で使う場面を伝え、会場には試せる場所を用意し、配信からは使い方や商品情報へ進めるようにする。オンラインでの紹介内容と現地での体験をそろえながら、それぞれに参加しやすい方法を設計します。

検討時には、誰のどんな話を聞きたいファンなのか、どこにブランドの話題が自然に入るか、視聴後に何ができるかを整理します。Popteenのモデルと青春ドラマを組み合わせる媒体の特徴は、ポプるっ!のメディア紹介・タイアップメニューで詳しくご覧いただけます。

若年層の集客からブランド体験まで、3段階で設計する

3つの事例で共通するのは、作品・出演者・コミュニティとの関係を、参加する理由にしていることです。企業の企画では、この理由を明確にしたうえで、参加前・当日・参加後の接点をつなぎます。

段階

参加者の気持ち

企画で用意する接点

参加前/知る・行きたくなる

好きな人に会いたい、友だちと行きたい

出演者・作品と連動した告知、体験内容の紹介、会場・時間・参加方法の案内

当日/体験する

一緒に楽しみたい、試してみたい、記念に残したい

トーク、サンプリング、商品体験、撮影、迷わず参加できる案内

参加後/関係が続く

続きを見たい、商品を使いたい、また参加したい

振り返り動画、商品・店舗ページ、出演者の関連作品、次の企画への案内

例えば商品を試してもらうことが目的なら、告知の段階で体験の魅力を伝え、当日は受け取りやすい場所と説明を用意し、帰宅後にも商品情報へ戻れるようにします。会場の写真と一緒に「どの商品だったか」が思い出せる状態まで考えると、イベントと日常がつながります。

HA-LUのハル学園のブランドタイアップメディア・ソリューション一覧では、物語への共感、出演者への関心など、媒体ごとの接点を紹介しています。地域や商業施設への来訪を軸に企画したい場合は、地方創生・地域PRのショートドラマ活用事例も参考になります。

広告主は、自社の課題に合うイベントをどう選ぶか

イベントの形式は、参加者に起こしてほしい行動から選びます。若年層との最初の出会いを増やしたいのか、商品の良さを実感してほしいのか、特定のコミュニティとの関係を深めたいのか。同じ「若年層向け」でも、優先する目的によって必要な体験が変わります。

広告主の課題

参考にする形式と設計

確かめる反応

ブランドを知るきっかけを増やしたい

フェス型。作品・出演者を入口に、商品と出会える場所や演出を用意する

接触・体験人数、ブランド認知の回答

商品の使い心地や価値を伝えたい

体験会型。実際に試し、使う場面を想像できる説明を添える

体験完了数、理解・利用意向の回答

クリエイターとの関係を深めたい

招待制。つくり手との対話や参加者同士の交流を組み込む

具体的な感想、実施後の相談・再参加意向

ファンとの接点を会場の外にも広げたい

公開収録・配信型。同じ話題を楽しめる内容と、視聴後の案内を用意する

会場参加、配信視聴、商品ページへの遷移

上表は3事例をもとにした企画の選び方です。施策を検討するときは、最優先の目的を一つ決め、その目的に必要な接点へ予算と準備時間を配分します。商品体験が主目的なら体験のしやすさと説明に、継続的な関係が主目的なら対話や実施後の接点に力を置きます。

例えば商業施設への来訪を促したいなら、好きな出演者に会える時間と、館内で楽しめる体験をつなぎ、終了後に立ち寄れる店舗まで案内する。飲料の試飲が目的なら、飲む場面・提供方法・商品情報への導線をそろえる。このように、参加者が楽しむ順序に沿って企画を具体化します。

協賛・共同企画で決めておきたい、目的・実施範囲・評価

HA-LUの取り組みには、自社主催、パートナーとの共催、他のイベント内でのコンテンツ展開があります。相談時には、既存イベントへの協賛、新たなイベントの共同企画、出演者やコンテンツを軸にした施策のうち、事業の目的に合う進め方を整理します。

企画と予算を具体化する5つの項目

  • 届けたい人:年代だけでなく、好きな作品・出演者、普段の過ごし方、会場に来るきっかけを共有します。

  • 事業の目的:認知、商品体験、会員登録、店舗への来訪など、優先する行動を決めます。

  • 実施範囲:ステージ、ブース、商品配布、動画制作、SNS投稿、ライブ配信を組み合わせます。

  • 予算と進行:協賛、出演、会場、施工、運営、制作、物品・配送に必要な費用と、準備・確認のスケジュールを整理します。

  • 実施後の活用:記録映像や出演者素材の利用媒体・期間、振り返りの内容、次の告知への展開を企画時に決めます。

来場・体験・その後の行動を測る

渋谷アオハル2.0祭ではイベント全体の来場・SNS投稿・メディア露出を、ポプるっ!では関連施策の参加規模を記録しています。企業との次の企画では、こうした全体指標に、目的に合わせたブランドごとの指標を重ねることで、実施後の振り返りを具体化できます。

確かめたいこと

指標の例

準備すること

誰に届いたか

来場数、参加者属性、告知・配信の視聴数

対象期間、受付・アンケート方法、集計単位

商品に触れたか

配布数、体験参加数、ブースの滞在・感想

在庫・参加記録、簡潔なアンケート

次の行動につながったか

商品ページ閲覧、登録、クーポン利用

専用URL・QR、案内先、計測期間

体験が共有されたか

関連投稿数、投稿内容、振り返り動画の反応

対象投稿の定義、集計期間、内容の確認

参加人数と配布個数、会場への来場とオンライン視聴は、それぞれの単位で記録します。何を体験した人の反応かがわかる集計にすることで、次回はどの接点を伸ばすかを判断しやすくなります。企画の目的とKPIの考え方は、ショートドラマ広告の活用戦略とKPI設計でも解説しています。

HA-LUと、若者が足を運びたくなる体験をつくる

HA-LUは、ショートドラマの企画・制作と自社メディア、出演者との接点を活かし、SNSとリアルイベントを組み合わせた施策をご提案します。街に広がるフェス、交流を深める招待制イベント、ファンが集まる公開収録など、届けたい人とブランドの目的に合わせて、体験の形からご相談いただけます。

「この商品を、誰かと楽しむ一日に届けたい」「この場所を、若者が友だちを誘うきっかけにしたい」。そんな思いからでも構いません。商品・サービス、届けたい人、希望する時期・場所、予算の目安を、HA-LUへのイベント・タイアップ相談からお知らせください。

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執筆者・事業の視点

株式会社HA-LUの取締役COO・ビジネスプロデューサー、稲葉潤の顔写真

稲葉 潤|株式会社HA-LU 取締役COO/ビジネスプロデューサー

ショートドラマを起点とする広告事業や、都市・商業施設と連動するリアル施策に携わる。本記事では、HA-LUが主催・共催・展開してきたイベントをもとに、若年層とブランドの接点をつくる企画の考え方を紹介しています。開催の背景や現場で得た知見は、上記の執筆記事でも公開しています。

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