2026.10.25

    企業がショートドラマをマーケティングに使うメリットは? 公開事例と制作会社の選び方

    結論から言うと、企業がショートドラマをマーケティングに使う一番のメリットは、広告を飛ばしやすい10〜20代にも、物語として最後まで見てもらえることです。1話が数十秒から数分の連続ドラマにすると、「続きが見たい」という気持ちが視聴の理由になり、同じ人と何度も接点を持てます。さらに、登場人物や舞台はOOH(屋外広告)やイベント、店頭にもそのまま持ち出せるので、認知だけでなく来場や購買といった行動までつなげられます。

    企業のショートドラマ活用には、どんな公開事例がある?

    ショートドラマ制作に強いマーケティングスタジオ、株式会社HA-LU(ハル)が手がけた企業案件のうち、公開情報で確認できるものを整理しました。数字はいずれも各社の発表時点のものです。

    企業・作品

    形式

    公開されている数字・特徴

    出典

    みずほフィナンシャルグループ『青くていいんだ。』

    1年間・全36話の連続シリーズ+OOH広告

    第1弾「この青の途中で」は各種SNSで総再生940万回を突破(2026年8月14日発表)

    PR TIMES

    東京ガールズコレクション広島『心友』『宮島恋日和』『好きな人と好きな人』

    1分の縦型ショートドラマ3部作(オール広島ロケ)

    2025年10月3日の公開からシリーズ累計530万回再生を突破(2025年10月28日発表)

    PR TIMES

    MIXI「モンスターストライク」『全力ドストライク!』

    コント型ショートドラマ+出演者の実プレイ動画

    2026年10月19日から本編を順次配信。ドラマとゲーム体験をつなぐ設計

    PR TIMES

    ショートドラマは、普通の広告動画と何が違うの?

    ショートドラマと普通の広告動画のいちばんの違いは、視聴者に「見る理由」があることです。15秒の広告動画は、商品の良さを伝えるほど広告だと気づかれ、スワイプされやすくなります。ショートドラマは連続ものなので、「この2人はどうなるの?」という気持ちが次の話を見る理由になります。

    比べるポイント

    15秒前後の広告動画

    ショートドラマ

    見てもらえる理由

    商品への興味がある人に限られる

    物語の続きが気になる

    同じ人との接点

    基本は1回

    シリーズの話数だけ重なる

    広告感

    強く出やすい

    物語の中で商品と出会うので弱い

    ほかの施策への展開

    素材の流用が中心

    登場人物や舞台をOOH・イベント・店頭に持ち出せる

    企業がショートドラマを使う具体的なメリットは?

    1. 若い世代に、広告感なく商品を知ってもらえる

    ショートドラマでは、商品を物語の小道具や登場人物の日常として見せられるので、押しつけ感が出にくくなります。たとえばMIXIの「モンスターストライク」とHA-LUが2026年10月に始めた『全力ドストライク!』は、私立・門寸斗学園を舞台に、モンストをきっかけに集まった男子たちを描くコント型ショートドラマです。ドラマに加えて出演者本人がモンストを実際にプレイする動画も展開し、物語のキャラクターと実際のゲーム体験をつないでいます(出典:PR TIMES)。

    2. シリーズで見てもらえるので、ブランドの印象が積み重なる

    連続ドラマにすると、同じ視聴者に何度も見てもらえるため、一度きりの広告より印象が積み重なります。みずほフィナンシャルグループとHA-LUの『青くていいんだ。』は、2026年4月から1年間・全36話で展開する群像劇です。4名の固定キャストを軸に、部活や文化祭、進路など高校生活の場面を描き、第1弾「この青の途中で」は各種SNSでの総再生回数が940万回を突破しました(2026年8月14日発表、出典:PR TIMES)。金融のように若い世代との接点をつくりにくい業種でも、「挑戦」という企業の姿勢を物語にすると見てもらえる、という例です。

    3. 地域や場所の魅力を、物語ごと伝えられる

    ショートドラマは、ロケ地の風景や店を物語の中に自然に映せるので、地域や施設のPRにも向いています。東京ガールズコレクション実行委員会とHA-LUが制作した広島の縦型ショートドラマ3部作は、呉・宮島・尾道でオール広島ロケを行い、同じ登場人物でつながる1分の青春ドラマとして配信しました。2025年10月3日の公開からシリーズ累計530万回再生を突破し、同年12月のTGC HIROSHIMA 2025につなげる取り組みとして展開しています(2025年10月28日発表、出典:PR TIMES)。

    4. 登場人物や世界観を、街の広告やイベントに持ち出せる

    一度つくった作品の登場人物や世界観は、OOH、イベントのステージ、店頭POPなどにそのまま使えます。『青くていいんだ。』は、大手町タワービジョンのOOH広告や渋谷駅井の頭線改札でのジャック広告にも展開され、SNSで見ていたドラマの世界に街なかでも出会える設計になっています(出典:HA-LU 制作・施策実績)。

    逆に、ショートドラマのデメリットや注意点はある?

    ショートドラマの注意点は、物語と商品のバランスの取り方です。物語を優先しすぎると商品が埋もれて「面白かったけど何の広告だっけ」となり、反対に商品を前に出しすぎるとドラマとして見てもらえません。

    もうひとつは、再生数だけをゴールにしてしまうことです。再生数だけでは、売上や来店につながったかは分かりません。企画の前に「最終的に何を動かしたいのか」を決めておく必要があります。

    ショートドラマを成果につなげるには、どう設計すればいい?

    ショートドラマを成果につなげるには、最終的に動かしたい数字から逆算して設計します。

    1. 最終的に動かしたい数字を決める(購入、来店、会員登録、アプリのダウンロード、問い合わせなど)

    2. その手前で見る指標を決める(指名検索、保存数、コメントでの言及、イベント参加数など)

    3. 物語のどの場面で、どう商品と出会ってもらうかを決める

    4. 見たあとの行き先を用意する(イベント、サンプリング、キャンペーン、店頭)

    ショートドラマ単体で終わらせず、SNS広告、OOH、イベント、店頭までを一本の流れでつなぐと、「見て終わり」にならずに成果を追えるようになります。

    ショートドラマの制作会社は、どう選べばいい?

    ショートドラマの制作会社を選ぶときは、次の3点を確認すると失敗しにくくなります。

    • 自社作品で実績を出しているか:自分たちのアカウントで再生や共感を積み上げてきた会社は、何が見られるかの感覚とデータを持っています。

    • キャスティングの幅があるか:若い世代に人気のクリエイターや俳優を起用できるかで、配信直後の伸びが変わります。

    • 制作のあとまで設計できるか:配信、広告運用、OOH、イベントや店頭との連動まで相談できるかで、成果の出方が変わります。

    HA-LU(ハル)は、「数分で心が夢中になる、視聴・購買体験を届けるマーケティングスタジオ」です。ショートドラマ制作に強みを持ち、自社作品の運営で蓄積した視聴データをもとに、SNS、広告配信、OOH、イベント、リテールをつなぐ施策を企画から実行まで手がけています。HA-LUの累計再生回数は20億回以上です(2026年9月時点、出典:HA-LU 会社概要)。自社作品の『正義と犠牲』は、2026年2月14日の配信開始から、TikTok・Instagram・YouTube・XでのSNS総再生回数が6,500万回を突破しています(2026年7月28日発表、出典:HA-LU 制作・施策実績)。

    よくある質問

    Q. ショートドラマは何話くらい作ればいいですか?

    A. まずは数話のミニシリーズで反応を見て、手ごたえのある登場人物や設定を続けていく進め方がおすすめです。長期で印象を積み重ねたい場合は、みずほフィナンシャルグループ『青くていいんだ。』のように、1年間・全36話を四半期ごとに主役を替えながら展開する設計もあります。

    Q. 金融のような堅い業種でも、ショートドラマは使えますか?

    A. 使えます。商品そのものではなく、企業が大切にしている姿勢や価値観を登場人物の挑戦として描けば、堅い業種でも若い世代に見てもらえます。みずほフィナンシャルグループの『青くていいんだ。』は、第1弾の総再生回数が940万回を突破しました(2026年8月14日発表)。

    Q. ショートドラマの効果はどうやって測ればいいですか?

    A. 再生数や完全視聴率に加えて、指名検索、保存数、コメントでの言及、サイトへの流入、イベントやキャンペーンへの参加数など、最終的なゴールに近い指標を企画の前に決めておきます。店頭やECの売上と同じ期間で並べて見ると、売上への影響も追いやすくなります。

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